小泉進次郎「少数決…?」 (48)

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1 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:37:22.138 ID:FL2/azn7E

冷たく、無機質なホールに、日本の政治史を彩ってきた22人の顔が揃っていた。

元総理大臣から現役の閣僚、野党の党首まで。

誰もが困惑と猜疑の表情で互いを見つめている。

小泉進次郎もその一人だった。

隣には、面白そうに唇の端を吊り上げる父、純一郎の姿がある。

「これより皆様には、『ライアーゲーム』を始めていただきます」

2 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:37:31.442 ID:0Lq/kvs21

はとやまゆきお
https://i.imgur.com/0E9Lpkb.jpeg

3 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:37:41.922 ID:0Lq/kvs21

はとやまゆきお
https://i.imgur.com/0E9Lpkb.jpeg

4 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:37:47.743 ID:FL2/azn7E

モニターに映し出された仮面のディーラーが、抑揚のない声で告げた。

ゲームの名は「少数決」。

多数派を避け、少数派に属した者だけが生き残るという、単純にして残酷なルール。

進次郎はゴクリと喉を鳴らした。

これは、数の論理が支配する永田町の縮図そのものではないか。

5 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:38:07.853 ID:FL2/azn7E

**【第1ラウンド】**

ディーラーが最初のお題を告げる。

「お題:国会議員の給与は、国民の平均年収と同額にすべきである。YESかNOか?」

その瞬間、ホールは蜂の巣をつついたような騒ぎになった。

6 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:38:31.511 ID:FL2/azn7E

「当然YESだ!我々は国民の公僕なのだから!」

最初に声を張り上げたのは山本太郎だった。

彼の情熱的な演説に、辻元清美や蓮舫が頷き、野党勢力が「YES」の流れを作り出そうとする。

7 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:38:58.689 ID:FL2/azn7E

進次郎は冷静に周囲を観察した。

安倍晋三は動かない。

ただ静かに麻生太郎、菅義偉と目配せを交わしている。

自民党の重鎮たちは、このゲームが世論調査ではないことを瞬時に理解していた。

多数派を形成し、その上で意図的に裏切り者を出すことで、確実に自分たちの息のかかった者を少数派に送り込む。

数の論理を知り尽くした者たちの戦略だ。

8 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:39:23.677 ID:FL2/azn7E

「まあまあ、皆の衆。難しい話は抜きにしようや」

人懐っこい笑顔で輪の中心に入ってきたのは、田中角栄だった。

彼は巧みに各派閥のキーマンに囁きかけ、水面下で票の取引を始める。

金とポストが動かないこの場所で、彼が武器にするのは「貸し」と「借り」という人間関係そのものだ。

9 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:39:29.215 ID:uXpOzsRWp

あべ

10 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:39:44.560 ID:FL2/azn7E

「こんなもん、全員で同数に投票して誰も脱落しないようにするのが合理的でしょう!」

橋下徹がイラついたように叫ぶが、その合理的な提案を信じる者は誰もいない。

この場にいるのは、裏切りと交渉を生き甲斐にする魑魅魍魎たちなのだから。

11 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:40:10.686 ID:FL2/azn7E

進次郎は焦っていた。

国民目線をアピールするなら「YES」だ。

しかし、それでは山本太郎の作った流れに乗るだけ。

ゲームに勝つためには、その他大勢になってはならない。

(どうする…どうすればいい?この状況を打開する…セクシーな解決策は…)

12 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:40:28.274 ID:FL2/azn7E

彼は父、純一郎に視線を送った。

父はニヤリと笑うだけで、何も言わない。

まるで「自分で考えろ」と突き放すように。

13 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:40:47.465 ID:FL2/azn7E

多数派は、世論を気にした「YES」に流れるだろう。

いや、その裏をかいて、本音の「NO」に違いない。

だが、百戦錬磨の彼らがそこまで浅い読みをするだろうか?思考がループする。

14 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:41:00.729 ID:FL2/azn7E

投票の結果、モニターに表示された数字は、進次郎の混乱を嘲笑うかのようだった。

**【YES:13票】 【NO:9票】**

15 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:41:32.517 ID:FL2/azn7E

少数派は「NO」。

皮肉なことに、国民受けを狙った者、裏をかこうと深読みしすぎた者たちが「YES」に殺到し、自滅した。

生き残ったのは、安倍晋三、麻生太郎、田中角栄といった、派閥の論理で冷静に「NO」に票を固めた者たちだった。

16 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:41:49.307 ID:FL2/azn7E

そして、その中には小泉進次郎の姿もあった。

彼は悩んだ末、多数派工作の匂いがする「NO」に投じていた。

生き残った安堵よりも、自分の意思ではなく、大きな力学の中で生かされたという屈辱が進次郎の胸を焼いた。

17 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:42:12.955 ID:FL2/azn7E

**【第2ラウンド】**

勝ち残ったのは9名。

場の空気はさらに密度を増し、息苦しいほどだった。

安倍晋三、麻生太郎、菅義偉、田中角栄、石破茂、小池百合子、そして小泉純一郎と進次郎親子。

誰もが、次の相手は自分以外の8人だと認識していた。

18 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:42:38.958 ID:FL2/azn7E

「お題:日本は首都機能を、東京から他の都市へ完全に移転すべきである。YESかNOか?」

地方創生にも繋がる壮大なテーマ。

しかし、もはや政策論争に意味はない。

9人という人数では、4対5の状況を作り出し、「4」に入ることだけが勝利条件だ。

19 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:42:57.871 ID:FL2/azn7E

「首都機能移転は、現実的な課題を慎重に議論する必要がある」

安倍が口火を切り、「NO」の立場で場を固めにかかる。

菅、麻生が即座に同調し、「現状維持」という名の多数派を形成しようとする。

20 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:43:17.811 ID:FL2/azn7E

「ワシの故郷に首都が来れば、日本はもっと良くなるがねえ」

田中角栄が笑いながら「YES」の旗を掲げる。

すかさず地方の雄、石破茂が「地方の時代を本気で考えるなら、YESも有力な選択肢だ」と論理的に援護し、反安倍連合の様相を呈してきた。

21 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:43:33.729 ID:FL2/azn7E

小池百合子はどちらにも与せず、状況を静観している。

彼女の1票がどちらに転ぶかで、勝敗は決するだろう。

22 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:43:55.316 ID:FL2/azn7E

進次郎は追い詰められていた。

このままでは安倍派か田中派、どちらかの駒として使われるだけだ。

彼は再び父を見た。

純一郎は「面白いじゃないか!」と呟き、楽しげに状況を傍観している。

助けを求めること自体が無意味だった。

23 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:44:20.209 ID:FL2/azn7E

(駒で終わるものか…!)

進次郎は動いた。

彼は、派閥に属さない河野太郎に囁いた。

「河野さん。このままじゃ、僕らは長老たちの掌の上で踊らされるだけです。このゲーム、壊しませんか?」

彼の目は、もはや単なる若手政治家のものではなかった。

24 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:44:36.854 ID:4pDK5npwn

デケデケデケデケ(BGM)

25 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:44:40.483 ID:FL2/azn7E

投票の直前、進次郎は叫んだ。

「皆さん、これは多数派を避けるゲームです!でも、本当にそれだけでしょうか?これは、新しい時代のリーダーを選ぶゲームでもあるはずだ!古い政治の数合わせは、もう終わりにしましょう!」

26 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:44:53.690 ID:FL2/azn7E

その言葉が、膠着した空気をわずかに震わせた。

結果は、**【YES:4票】 【NO:5票】**。

27 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:44:55.345 ID:RY1PblPWK

ははw

28 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:45:11.817 ID:FL2/azn7E

少数派は「YES」。

勝ち残ったのは、田中角栄、石破茂、そして……土壇場で「YES」に飛び乗った小池百合子と、小泉進次郎だった。

29 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:45:29.541 ID:FL2/azn7E

安倍をはじめとする多数派は、まさか進次郎が自分たちの支配を抜けて敵陣に走るとは思っていなかった。

父、純一郎は、一瞬驚いたような、しかしどこか満足げな表情を浮かべて、静かに舞台から去っていった。

30 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:46:01.330 ID:FL2/azn7E

**【最終ラウンド】**

残るは4名。

老獪なキングメーカー・田中角栄。実直な論理家・石破茂。時代の空気を読む勝負師・小池百合子。

そして、若き挑戦者・小泉進次郎。ここから勝者となるには、たった一人にならなければならない。

31 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:46:18.105 ID:FL2/azn7E

「最終問題:このライアーゲームで勝者が得た賞金は、全額国庫に返納すべきである。YESかNOか?」

32 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:46:36.195 ID:FL2/azn7E

究極の踏み絵。

建前は「YES」、本音は「NO」。

誰もが「自分以外の3人がYESに入れ、自分だけがNOで勝つ」という甘い勝利を夢見ていた。

33 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:46:56.921 ID:FL2/azn7E

「国のために使うのは当然だ。ここは全員でYESに入れ、この勝負、預かりにしようや」

田中が協調路線を呼びかける。

しかし、その目の奥は笑っていなかった。

34 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:47:17.219 ID:FL2/azn7E

「もちろんYESですわ。国民の皆様のための政治ですから」

小池も微笑む。
その微笑みは氷のように冷たい。

石破は黙って、あらゆる確率を計算し、最も合理的な選択肢を探している。

35 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:47:41.265 ID:FL2/azn7E

進次郎は、思考の迷宮に迷い込んでいた。

田中の老獪さ、小池の勝負勘、石破の論理性。

どれも敵わない。

自分に何がある?政治とは何か。

父が壊してきた古い政治とは。

そして、自分が目指すべきものは……。

36 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:48:05.355 ID:FL2/azn7E

彼の脳裏に、街頭で聞いた国民の声が蘇った。

「期待してるよ」「頑張ってくれ」。

その声は、この嘘と裏切りに満ちたゲームとはあまりにかけ離れていた。

彼は、決意を固めた。

37 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:48:39.974 ID:FL2/azn7E

投票の結果、モニターに信じられない数字が映し出された。

38 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:48:41.783 ID:gwXPS891R

結論は書かずにここで切り上げたほうが面白いで

39 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:48:44.559 ID:FL2/azn7E

**【YES:1票】 【NO:3票】**

40 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:49:02.510 ID:FL2/azn7E

ディーラーが宣言する。

「勝者は……ただ一人YESに投票した……小泉進次郎!」

41 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:49:24.080 ID:FL2/azn7E

静寂がホールを支配した。

田中も、石破も、小池も、全員が欲望に忠実に「NO」に投票したのだ。

誰もが、他の誰かが建前を守ると信じ、自分だけが裏切るつもりだった。

しかし、結果は全員が裏切り者だった。

42 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:49:43.550 ID:FL2/azn7E

ただ一人、小泉進次郎を除いて。

彼は、全員が裏切ることを見越していた。

その上で、あえて「政治家としてあるべき姿」という建前を貫き通した。

それが、この欲望のゲームにおいて、唯一の勝利の道だったのだ。

43 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:49:45.354 ID:inoSA3wyr

デケデケデケデケデケデケ(BGM)

44 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:50:06.340 ID:FL2/azn7E

「小僧……やりおるわ……」

田中角栄が、悔しそうに、しかしどこか嬉しそうに呟いた。

進次郎は、震える声で言った。

「これが……これが、僕の目指す、新しい政治です」

45 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:50:33.774 ID:FL2/azn7E

賞金を手にし、ゲームの勝者となった進次郎。

しかし彼の表情は晴れなかった。

剥き出しの欲望が渦巻くこの場所で、彼もまた嘘と計算によって勝利したのだ。

これは果たして、輝かしい勝利なのか、それとも新たな地獄の始まりに過ぎないのか。

答えはまだ、誰にも分からなかった。

46 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:50:41.127 ID:FL2/azn7E

END

47 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:52:24.785 ID:ojo.wQzz1

1回だけ途中で同数に分かれて投票し直しになる展開欲しくないか?

48 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 01:54:00.283 ID:yt9tkYbfZ

多数派工作の意味が分からない