954 エッヂの名無し 2025/09/10(水) 14:57:47.776 ID:T7AScstQ.
公募価格が決定したその日、なぜか市場は祝宴のように暴騰した。
街角に立つ少女は、寒さに震えながら声を張り上げる。
「どうですか…メタプラ空売り。落ちれば利益…」
だが投資家たちは笑って通り過ぎる。
「10%ディスカウント?むしろ好材料だ!これでビットコインが買える!」
「近寄るなヤフ板の亡霊!メタプラはこれから2400円に向かってひとっ飛びだ!」
少女は誰にも相手にされず、凍えながら最後の一枚を手にした。
――その瞬間、彼女の目には未来が映った。
過熱した相場が崩れ落ち、チャートは真っ逆さまのストップ安。
「やっぱり…旬の過ぎた仕手株は必ず落ちる…空売り損切りしなければそのうち爆益に…」
大引け、街の片隅で見つかった少女。
冷たくなった手が握りしめている証券は3350(売建)。
そこには赤い文字でこう表示されていた。
「現在値:714」