780 エッヂの名無し 2025/10/05(日) 12:59:14.072 ID:YOT6jJlWP
>>747
自民党の高市早苗新総裁は、首相に就任した後に衆院解散・総選挙を急がない見通しだ。党の立て直しを優先する。7月の参院選で躍進した国民民主党、参政党の勢いを警戒し「解散カード」を切りにくい事情もある。
高市氏は総裁選の期間中、早期の衆院解散に否定的な発言を繰り返してきた。9月22日の告示日に記者団に「考えられないことだ」と話した。物価高対策などへの対応を理由にあげた。
衆院議員の任期は2028年10月まで残り3年ある。高市氏は自民党の支持回復を進めた上で、年明け以降に解散時期を改めて探るとみられる。衆院で自公が過半数の議席を持たない「少数与党」からの脱却を狙う。
解散に踏み切りにくい事情は主に2つある。
1つは衆院解散に打って出ても現状では自民党の勝算がないという理由だ。高市氏は4日、新総裁に選ばれた後のあいさつでも党の立て直しを強調した。
これから党改革と並行して物価高対策に必要な25年度補正予算案の編成に向けた作業が始まる。少数与党下では当面、野党との政策協議を優先せざるを得ない。選挙に臨める態勢まで短期間で党改革をするのは難しい状況だ。
自民党の支持率は参院選後、回復途上にある。日本経済新聞社の9月の世論調査で自民党の支持率は31%だった。参院選があった7月の24%から7ポイント回復したものの、6月の水準に並んだ程度だ。
自民党が大勝した22年7月の参院選の前後は自民党支持率は4割を超えていた。それに比べると低い。
自民党支持層の一部が流れたと指摘される国民民主党と参政党は10%前後の支持を得ている。野党第1党の立憲民主党や日本維新の会より高く、次期衆院選ではともに参院選に続く躍進を狙う。
これまで首相の交代直後は自民党の支持率が上がるのが一般的だった。最近では21年の岸田文雄前首相、24年の石破茂首相と首相の交代後すぐに衆院を解散する例が続いた。岸田氏の場合は就任時、衆院議員の任期が残りわずかだったという事情もある。
24年10月の衆院選は国民人気が高い「選挙の顔」として期待を受けた石破首相のもとで与党は大敗した。自公は少数与党になった。
2つ目の理由は野党との協力への影響だ。今回また衆院選で議席を減らせば、野党と連立政権を組んで過半数を回復する難易度が上がる。
解散戦略に影響する事情には、連立の枠組みを拡大する場合の選挙区調整もある。連立を組むには政策の一致に加え、同じ小選挙区で互いの候補者が重複しないように擦り合わせる必要がある。
連立協議には一定の時間がかかると見込まれ、それまで対象となる野党と選挙で戦うことは避けるとみられる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA02A4P0S5A001C2000000/
解散なんてしたら連立できなくなるから絶対ないで