267 エッヂの名無し (L20 W7kw-4YBI) 2025/10/23(木) 13:40:41.846 ID:Hd6lO.jnU
大きな権力者が辞任したその日、なぜか市場は祝宴のように暴騰した。
街角に立つ少女は、寒さに震えながら声を張り上げる。
「どうですか…印旛。下がれば二倍…」
だが投資家たちは笑って通り過ぎる。
「政局リスク?むしろ好材料だ!日本株は上がり続ける!」
「近寄るなリーマンの亡霊!日経はこれからも右肩上がりだ!」
少女は誰にも相手にされず、凍えながら最後の一枚を手にした。
――その瞬間、彼女の目には未来が映った。
過熱した相場が崩れ落ち、チャートは真っ逆さまの大陰線。
「やっぱり…おかしい相場は必ず落ちる…これで印旛部室を建てられる…」
翌朝、街の片隅で見つかった少女。
冷たくなった手が握りしめている証券は1357。
そこには赤い文字でこう表示されていた。
「現在値:8000」