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291 エッヂの名無し (L20 IKdj-6liJ) 2026/01/09(金) 18:43:29.619 ID:sMhXpJwM7

これほんと草


さらに驚くべき出来事が、次の瞬間に待っていた。

検量室にいた係員が、何かを思いついたように立ち上がると、「ブドー! ブドーはどこだ?」と叫びながら走り出したのだ。

P・C・ブドーといえば、フランスで3度リーディングに輝き凱旋門賞(G?)も制した名手ながら、21年に発覚したレイプ事件の影響で騎手免許を剥奪。現在はカタールで調教騎乗のみを行っていた。それが、この緊急事態を受け、なんと超法規的措置で騎乗できることになった。まさにウルトラC級の衝撃だったが、本当の意味で驚かされるのは、まだこれからだった。

急きょ騎手復帰が決まったブドー。しかし、検量するとまさかの64kg。さらに、片足を体重計に乗せずに地面を踏むという”インチキ”をしても、62.4kg。斤量オーバーも計量方法も、これを書いてしまって大丈夫なのか? という疑問が頭をよぎるが、さらなる驚きが第二波、第三波と押し寄せる。

ブドーが騎乗することになった馬の斤量は58kg。つまり6kgオーバー。生まれたばかりの赤ちゃん2人分に相当する重さだ。これではとても騎乗できるわけはなく、幻の復帰に終わるかと思った。しかし、検量委員の目が突然悪くなったのか、それともこの場では見慣れない数字だったため理解できなったのか「OK」とひと言。聞き間違えたかと耳を疑ったが、次のレースのパドックに、“赤ちゃん2人分”を背負った男が現れたのを見て、聞き間違いではないことを確信した。

こうして、第2Rは予定より3時間以上遅れ、18時半過ぎにスタート。騎手の顔ぶれは、当初のメンバーとはまるで違うものになっていた。