960 エッヂの名無し 2026/02/08(日) 23:02:02.255 ID:KGApQ3i/s
自民大敗が予想された選挙。
その日、なぜか市場は祝宴のように暴騰した。
2月8日
雪が降る街角に立つ少女は、寒さに震えながら声を張り上げる。
「印旛…売ってます…どうですか…下がれば二倍…」
だが投資家たちは笑って通り過ぎる。
「軍靴の音?朗報だ!防衛株が上がるじゃねえか!」
「円安でホクホクだ!買え!仕込め!明日はストップ高だぞ!!」
「近寄るなリーマンの亡霊!穢らわしい売国奴め!」
少女は誰にも相手にされず、凍えながら最後の生活資金を手にした。
――その瞬間、彼女の目には未来が映った。
過熱した相場が崩れ落ち、チャートは真っ逆さまの大陰線。
「やっぱり…おかしい相場は必ず落ちる…これで印旛部室を建てられる…」
翌朝、街の片隅で誰にも見つからず打ち捨てられた少女。
冷たくなった手で最後まで握りしめていたスマホから光が溢れる。
証券コード1357。
そこには赤い文字でこう表示されていた。
平均建値:7000
現在値:4500