902 エッヂの名無し (L20 VWB4-6ZRo) 2026/03/02(月) 12:35:06.059 ID:sefVmoXAV
フランスのマルセル・ブサックは、世界の競馬史に大きな足跡を残したオーナーブリーダーである。彼は家業の繊維業を継いで成功した。さらに第一次世界大戦時の軍需と、戦後の民需で繊維王として大富豪となった。ブサックは大戦勃発の年に馬主となり、牧場を開き生産も始めた。戦後牧場は大規模化していった。
彼の牧場からトウルビヨン、ファリス、ジェベルが出て、いずれも種牡馬として大成功した。ファリスはフランス競馬史上最強の一頭とされている。
ブサックの生産馬は主にフランスとイギリスで走り、両国のクラシックを全て制覇し、およそ1800勝を挙げたと言われる。仏ダービーを12回制し、凱旋門賞を6回制した。馬主と生産者のリーディングに十数回も輝いた。
第二次世界大戦が勃発し、1940年にドイツ軍がフランスに侵攻した際、
ブサックは馬たちをイギリスに疎開させたが、ファリス等の馬がドイツ軍に接収されてしまった。それらはドイツの地に持ち去られた。
終戦後にファリス等は戻されたが、ブサックはドイツで生産されたファリス産駒の出生証明書へのサインを拒否した。これら血統登録を拒否された馬は、フランスの血統書では「父馬X」と記載された。馬を持ち去ったドイツに対する抗議と報復なのである。ファリスは1953年から3年連続でリーディングサイヤーとなった。
死んでたら影響ヤバそう