8 エッヂの名無し 2026/04/24(金) 02:48:34.048 ID:7ZslIEFS0
「伝える……?」
「うん」
心臓がうるさい。逃げたくなるくらいに。
でも、それでも目を逸らさなかった。
「ほむらちゃんのこと、大好き」
その一言で、時間が止まったみたいだった。
ほむらは何も言わない。
ただ、まどかをじっと見つめる。
やがて、静かに目を伏せた。
「……ずるいわ、まどか」
「え?」
「そんな顔で言われたら、否定なんてできないじゃない」
ふっと、小さく笑う。
その表情は、どこか救われたようで――でも、少しだけ切ない。
次の瞬間、ほむらはそっとまどかの手を取った。
「後悔しない?」
「しないよ」
迷いのない答え。
風が吹いて、二人の髪を揺らす。
距離が、ゆっくりと縮まっていく。
触れるだけの、ほんの短いキス。
それはとても静かで、優しくて――
でも確かに、二人の世界を少しだけ変えるものだった。
唇が離れると、まどかは少し照れたように笑った。
「……これで、ちゃんと伝わった?」
ほむらは一瞬だけ目を見開いて、そして小さく息を吐く。
「ええ。嫌になるくらいに、ね」
でも、その声はどこか嬉しそうだった。