Mリーグ Part.6 (1002)

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971 それでも動く名無し (ワッチョイW 4964-QbI6) 2022/03/22(火) 22:30:15.09 ID:Nj5XYl3J0

とある日、堀さんと寮でダラダラしていると、堀さんが呻き声をあげた。冗談で驚かそうとしても仲林は引っかからない。
堀さん、暇があるなら洗濯でもしなよ、そんな事を言っていると、明らかに尋常では無い苦しみ方をし始めていた。流石の仲林も異変に気づき救急車を呼んだ。堀さんが死んでしまう、そう思っていた。

救急車が到着すると、堀さんと救急車に乗り込んだ。当時、堀さんに将来の夢は?と聞くとただ幸せな家庭を築く事とよく言っていた。
堀さんは小さい頃に親が離婚をしていて、堀さんは父親に引き取られ、二人の妹は母親に引き取られたのだ。幸せな家庭というものに憧れがあったのだろう。ただ、当たり前の幸せを当たり前にするのが将来の夢だったのだ。
病室で堀さんは泣いていた。あの非情な堀さんが涙を流していたのだ。ちなみに堀さんは実は情に厚く、面倒見がいい男なのだが、あまり褒めすぎると仲林のMリーグがまた遠のくので褒めるのはこれくらいにしておく。