上着はびちょびちょだわ、カラムーチョが辛くて不味い公園の水を飲むしかないわで散々だった。 俺たちは、段々寒くなってきたので家に帰る事にした。 川の向こう岸に帰るべき時が近付いていた。 今の見た目は変態以外の何者でもないが、二人とも基本的にいい子なので散らかしたゴミを綺麗に片付けて、公園を後にした。 帰り道はずっと上り坂なので悲惨だった。 お陰で冷えた体も汗をかくほどに暖まった。往路の倍くらいの時間をかけて、ようやく藤井の家に帰った。