二人の声と、アソコとおちんちんを舐める音が、仏壇のある和室に響いた。汗の匂いと若い男の匂い、私の匂い、着物の香の匂いが混ざり合って匂いたち、
線香の匂いなんかもう気にならなかった。それどころか、主人に復讐してやってる気分だったわ。これはいけないことをしているのだ……という意識よりも、
お見合いで出逢った主人よりも若い、主人そっくりの私の息子と69をしている、という事実のほうに興奮してしまった。私はたぶん、主人に対して怒りの
感情を募らせていたのでしょうね。
「母さん。……そ、その、おっぱいを舐めたい」
息子が言って身体を起こした。私の乳房にむしゃぶりついた。私は息子を母乳で育てたの。私が育児をしていたときは、母乳より粉ミルクのほうが優れている
って言われていたのだけど、私は母乳がたくさん出たのよ。
あら、あなたも息子さんを母乳で育てたの? 母乳で育てると、子供はおっぱい好きになるでしょう? そうそう。眠いときとか、寂しいときとか、
衿に手を入れておっぱい触りに来るのよね。私の息子も幼稚園に上がるちょっと前ぐらいまでおっぱいを触っていたわ。