それを彼女は心配してくれてわざわざ電話かけてくれたのだった。
「もしもし・・・?ゴメンね、寝てたよね・・・」
三田さんはしきりに、元気だしてね 辞めちゃダメだからねって励ましてくれたけど、俺は彼女に同情されてる事がかえって辛くなって、とうとう潤んできちゃった。
それを三田さん、電話越しに覚ったんだろうね、
「・・・もうちょっと起きてられる・・・?」
かくして1時間後に彼女は俺の部屋にやってきた。
洗いざらしの髪にワイシャツとジーンズ、シャンパンとワイングラスをふたつ持って。