「もう少し・・・スタイルいいと思ってた・・・?」
彼女は片眉を少し上げ、悪戯っぽく微笑むと、今度は俺のはいてるジャージへ手をすべらせてきた。
冷たくて 細い指・・・
それはまるで、絹に包まれた魚が絡み付いてくるような感触。生まれて初めての快感だった。
感電したみたいに全身が痙攣した。俺は無我夢中になり、思わず三田さんをグゥっと抱き寄せた。
「クスッ・・・」
胸元で彼女が笑うのが聞こえた。
あぁ・・・童貞なのがバレた・・・もうおしまいだ・・・ 何故かそんな事が頭をよぎった。すると彼女は俺の腕を擦り抜け、耳元で囁いた
「痛くしたら・・・ゴメンね・・・」