1 1/1 (sage) 2006/01/16(月) 00:11:24.50 ID:22pPS2oK
そう、それはあの日、俺が生まれた日のことだった。母は一人で歩いていた。
あの日は雪が優しく降り積もり、母は悲しそうにつらそうに病院へと向かっていた。
止まない雪に足を止めた母、雲は晴れ上がり悩まない太陽がそっと差し込んでいた。
なぜないているの?なかないで・・。
俺は、いや僕は喋れない。でもそう思ってた。
僕は大丈夫だよ。そんな顔しないで・・。
僕はその場にいなかった。でもその時の様子が記憶に残ってる。
そして知ってた。何故母が悲しそうにしていたのかを・・。
8 風吹けば名無し (sage) 2006/01/16(月) 01:04:29.72 ID:22pPS2oK
気付けばそこにいた。鮮明に覚えているあの時の景色が今も変わらず残っている。
僕にとって大事な人がつらそうにしていたら傍にいてあげたい。
落ち込んでいる母を見て、つらくなった俺の魂が俺の身体から抜け出て
母の元へ飛んでいったのかもしれない。俺が普通じゃないから超能力者だから、なんて話じゃない。
認めたくない。あり得ない。そう思ってはいる。理屈で考えろ。でも記憶が、
自分の記憶だけが今も、今もまだ俺自身の考えを否定している。
都合に合わなくても記憶は残るもの。嫌な記憶も・・・。ねぇ、なぜ母はあの日僕の前からいなくなったの