1 - 風吹けば名無し 2012/01/17(火) 00:26:15.43 ID:kBe25W5s
俺の本分はスカトロじゃない―――
2011年。それは巨人小笠原にとって多難な年だった。
極度の不振、二軍落ち……カッスは思う。「うんこなんかしたから射精の神様に嫌われたんだ」と。
服を脱ぎ捨て全裸に着替え、カッスは思い出の場所へとシャカシャカ走りで向かう。
場所は聖地、国会議事堂前前。自分がはじめて変態行為をした場所だ。
野次馬が囲い、写メが光る中、カッスはイチモツを扱く。熱気が立ちこめる。
I am coming!!―――祝福をするかのごとく、白濁液が飛び散る。絶頂射精。永田町に雪が降った。
「カッス、おめでとう(ニッコリ」振り返るとそこには原がいた。
原だけではない。坂本も、阿部も、偽侍も……大正義の仲間たちがカッスを囲んでいる。
もう一人じゃない。「(泣いちゃ)いかんのか?」カッスは仲間たちの作る輪の方へと向かう。
胴上げの準備は万端だ。背番号と同じ二回、畜生は空に舞ったが、沢村が連れてきた警官隊によってあえなく御用となった。
取り調べに対し巨人小笠原内野手容疑者は「去年はチームに迷惑をかけた。今年は死ぬ気でやる」と供述している。