772 アフィリエイトクリックお願いします 2018/04/13(金) 23:03:10.34 ID:X8o8rnsf0.net
「すぐキレちゃったり・・・そういう子どもと(清太は)似ていると思います。
お金を持ってさえいればコンビニで何でも買える。清太もお金があれば何でもできると勘違いしてしまったんだと思います。
しかし、実際にはあの時代にお金は役に立たなかった。だからああいった悲惨な状況になる。
実際に僕はあの時代の体験者なので知っているのですが、もっともっとつらい状態なのにそれに対して歯を食いしばって我慢をして生き抜いた人はたくさんいました。
もっとひどくいじめられても耐えていました。しかし清太は耐えないでも何とかやっていけると感じた子どもでした。
そこらへんをちゃんと判断して、自分たちだったらやっぱり清太のように耐えられないけど、そうなった場合にはああして死んでしまうという可能性もあったんだなあと見てくれる人がいればよかったんですが、ただ同情的に見る人が日本は多かったです。
ある意味では清太に対する批判的な意見が出ても不思議ではない。
出てほしかった。
あの時にとるべき態度ではなったと見ることができることが大切なのではないかと感じます。」
1999年「高畑勲監督 インタビュー映像」より