738 [´・ω・`] 01.nur.exit.tor.loki.tel 2024/02/06(火) 21:14:14.70 ID:wdgtl4aL0
この間読みたがってた教徒が居たけどマヨケー不調で流されてた朝日新聞の記事(2023年12月10日)のプレゼントリンク見つけたわ
めっちゃおもろいのとやはりちょっと弓場ネキかわいそうやな執行猶予ついてよかったわ
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASRD74WVTRBSPPZB00H.html?ptoken=01HNY75BC120RD89W62YVK2A73
https://archive.md/015qJ
連載:きょうも傍聴席にいます。
県庁、駅…不審な段ボール箱を次々と 信じて脅された21歳女の誤算
2023/12/10 15:00
その日、岡山県内は騒然となった。
「県庁、県議会議場、県内の市役所、公共施設、各駅を爆破する」
6月19日午前8時半ごろ、県庁に届いたメールに職員が気づいた。前日夜から19日未明にかけて、岡山、倉敷の両市役所にも爆破を予告するメールが届いていた。県庁、市役所、大学、駅――。19日午前から20日午前にかけて、各施設で不審な段ボール箱が相次いで見つかった。
「巻き込まれたくないなら300万を届けるナリ」。そう書かれた文書が貼られていた。
職員や来庁者らは一時退避し、県警の爆発物処理班が出動した。県警は段ボール箱を回収し、危険物ではないことを確認したとして、まもなく規制を解除した。3日後の同月22日、県内6カ所に段ボール箱を置いたとして、威力業務妨害容疑で1人の女が逮捕された。その後、同罪で起訴された。
9月19日、岡山地裁で初公判が開かれた。栗色の髪を肩まで伸ばした21歳の女が、被告として法廷に立ち、起訴内容を認めた。女はなぜ、事件に関わったのか――。法廷でのやりとりから、経緯が明らかになった。
検察側の冒頭陳述や被告の供述調書などによると、被告は倉敷市で家族と暮らしていた。高校卒業後に就職した。昨年6月、勤めていた会社を辞めた。社内での人間関係に悩み、心の病気を患ったためだった。退職後は配送のアルバイトなど複数の仕事をしたが長続きしなかった。年明けから、ホストクラブに行くようになった。やがて自宅には、飲み代の回収を求めるホストクラブ関係者が訪れるように。車のローンも残っていた。
消費者金融からの借金では足りず、「ヤミ金」に手を出した。借金は総額430万円にまで膨らんだという。
被告は被告人質問でこう語った。
弁護人 借金のことを誰かに相談することは考えなかった?
被告 母は病気で退院したばかりで、迷惑をかけられないと思った。自分で何とかしようという気持ちが勝ってしまいました。
弁護人 ヤミ金に手を出すと悪い方に向かうというのは分かっていた?
被告 ヤミ金の取り立てが怖いというのは知っていて、そのお金だけでも(返したい)と思いました。
検察側が示した証拠によると、被告はスマホで「闇バイト 掲示板」と検索した。6月中旬、掲示板で見つけた「運び」という「仕事」に応募した。ほどなく返事が来た。「運び」の内容は、洗剤やスプレー缶を入れた段ボール箱を岡山県庁などに置くというものだった。「仕事」の指示役とは、匿名性が高い通話アプリ「テレグラム」などを通じてやりとりすることになった。
示された報酬は40万円。箱には文書を貼ることも求められた。文面は、実在する弁護士名で「巻き込まれたくないなら300万を届けるナリ」とする脅迫文だった。了承し、応募フォームから運転免許証の画像と顔写真などを送信した。犯罪に加担する可能性があることには、うすうす気づいていた。でも、背に腹は代えられなかった。検察側が法廷で示した被告の供述調書には、当時のそんな心情が記されていた。