48 - 一子相伝、中国武術を極めんとする親子 虎ノ門 2021/12/20(月) 02:38:10 ID:JuKKR++d0
東京・虎ノ門に中国武術の一派「雲虎」の道場がある。
この雲虎を盛り立てているのは道場主の雲虎出龍さんと息子・武龍さんの親子。共に中国で修業を積み、免許を皆伝された実力者だ。
武龍さんの演武「開示武龍」は鍛えられた括約筋を開いて示すことで相手を威嚇し、糞尿を浴びせるという武術全体で見ても異端の技。
武龍さんは己の括約筋を開く姿からこれ開示と呼び、自らの得意技としている。絶え間なく垂れ流される糞尿は、自在にコントロール可能だとか。
息子の演武に父・出龍さんは「これだけの演武をよくぞ極めてくれた」と目を細める。羞恥の目もあるだろう。それなのに武龍さんはあえてこの演武を極めたのだ。
「あの演武は神出龍(しんでりゅう 亡くなった武龍さんの弟)が得意としていたものなんですよ。とんだ孝行息子です」
雲虎千年。一子相伝の歴史は海を渡った日本で、家族の死を乗り越えた親子鷹が脈々と受け継いでいる。