628 - 忍法帖【Lv=82,BCDPT,ID:f8kY2R8.xnJXYK/y15rlXjIUTcmRXDab3qgZlzfLUw41gI】【総カキコ数:2350】【カラコイン:34274092】 2024/04/17(水) 00:38:01.73 ID:6SmTeyJT0
中国の暦法はいわゆる太陰太陽暦であり、1月の長さを月の月齢約29.53日を基準に1年における月の配列を太陽の運行を基準に定める。新月を朔、満月を望といい朔日を月の初めの日として配当していった。朔日の計算方法には、平朔法と定朔法がある。
季節は1太陽年を24分した二十四節気を基準に決められる。二十四節気の計算方法には平気法と定気法がある。12朔望月と1太陽年のずれは閏月を設けることで調整され、閏月は年の途中に置かれ二十四節気の中気を含まない月とされた。
年始は前漢の太初暦以来冬至の翌々月、つまり立春前後に設けられ1月には必ず雨水が含まれた。これにより1年の始めと四季の始めが一致するようにされた。
そして中国暦の大きな特徴は上記のような日付の配当するカレンダーとしての機能のほかに日食や月食、惑星の運行位置を計算して予報する天体暦(エフェメリス)としての機能をあわせもっていたことである。このため日食・月食の誤報がしばしば改暦の理由になった。