78 名前が出りゅ!出りゅよ! 2014/06/07(土) 01:23:31 ID:QDkwLSms
暗黒弁護士が捕まってから数日後、唐澤先生の事務所を一人の少年が訪れました。
それはあの亮太君でした。
「亮太くん、どうしたんですか」
厚史少年が亮太くんに応対します。
「実はね、厚史くん。僕は君にすっかり感謝しているんだ。君を尊敬している」
「そこまで言われるとなんだか恥ずかしいね」
「だから、お願いがあるんだが、僕を仲間にいれてくれないか」
「えっ、仲間だって」
これには厚史少年もびっくりします。
「そうさ、街の不思議な事件を僕達で解決するんだ。子供なりの知恵や勇気で、大人に立ち向かうんだ」
亮太くんの話を聞いて厚史少年も考えます。
そして、しばらくして笑顔で答えます。
「うん、面白い考えじゃないか。そうだね、少年探偵団なんてのはどうかな、それが僕達の組織の名前になるんだ」
亮太くんの顔がぱあっと明るくなります。
「ありがとう、厚史くん。これから僕たちは友達だ、そして仲間だ」
「ああそうだ、ああそうだ」
二人は笑顔で握手をします。
ここに少年探偵団が結成されたのです。
彼らは一体どんな活躍をこれからしていくのでしょうか。
読者のみなさんも彼らをぜひ楽しみにしていてください。
しかし、みなさんには残念なことを先に教えておく必要があるでしょう。
亮太くんは残念ながら、近いうち蛆縞人肉という醜く汚い怪人おばさんによって陵辱されながら殺されてしまうのです。
そのお話は、また別の機会になるでしょう。
今回はこれで終わりです。
(終)