2 この作品はパロディです (実際の著作物、商品とは何も関係ありません) 2014/10/26(日) 00:15:28 ID:eSGDOOfc
さてさて厚史。当職はお前の兄。
だけどお前が憎い、お前の足を折るが、いいナリね。
足を失うけど、いいナリね?
唐澤貴洋はコンクリートブロックを厚史の脛に振り下ろした。
口に布を押しこまれている厚史は、痛みを発露しようにも
その声を絞り出す口に布を押しこまれてるため僅かな声が漏れるだけ。
さてもさても厚史。足をなくして歩けなくなったナリか。
次はお前の腕をちぎるナリ。
腕をちぎってカラスどもに食らわせるナリが、いいナリね?
腕をちぎる。コレでいいナリね?
唐澤貴洋は包丁を弟の肩口に突き立てグリグリとねじ込んだ。
切断は実行しない。ですがそれでいい。
さすらば弟はすぐさま死ぬ。死を突然に与えようというつもりではない。
繋がってはいるものの、弟の腕はもう使えない。
はてさて厚史。
足も腕もなく、ここに転がりつづけるナリか。
しからば、お前の耳をそぐナリよ。
耳をそいでもいいナリね?音を失うがいいナリね?
耳をそいでもいいナリね?
ただただ痛みに耐えかね、痙攣する厚史のもとに唐澤貴洋はプラスドライバーをそれぞれの手に握ってゆっくりと近づく。
そして弟の小さな耳の穴に勢い良く捩じ込んだ。
血がプッと流れ出る。側で流れる多摩川のように。
これはこれは厚史。
足、腕もなく音もなし。空は何色か…
当職はお前に問い掛けてみるナリ。
お前のまなこをつぶすが…それもよしでいいナリ?
暗闇の中に生きることをお前は望むナリか?
まなこをつぶすナリ。いいナリ?」
唐澤貴洋はポケットから万年筆を取り出すと、弟につけさせたアイマスクを外し、涙で潤みきった弟の眼に突き刺した。グシャリという感覚が二人にだけ共有された。
(もう…厚史。お前の心に、じかに
問い掛けることしかできなくなってしまったナリ。
もはやお前には心しか残ってないな。
最後に心を奪いとるが、それだけはお前にも許せないナリ?
はて…返事もできないナリ?動くこともできないナリ?
悲しいか。さみしいか。つらいか。せつないか。もうやめにしませんか。
心を奪われたなら、悲しみさえも失うナリ。
良いのか?!心を奪いとるナリよ!
厚史!心をとるナリよ!)