乳幻児 (18)

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2 名前が出りゅ!出りゅよ! 2015/08/09(日) 01:05:27 ID:H1QtDJVY

そして落ちた。電車とホームの狭間、その隙間に片足を取られたのだ。引き上げようにも、淵に引っ掛けられた肥大化したそれは満足に動きはしない。あまりの唐突さにうろたえ、身をよじる男はしかし自身の重みで深くはまり込んでいく。
その様子を、ホームで列をつくって待っていた乗客達は乗り込もうともせず、ただ眺め、そして息を呑んだ。
男の目は血走り、大きく見開かれていた。その口元は、かつて愛らしかったのだろう、アヒルの様に歪められた端から唾液を泡となって散らしている。そうした凶相に豊かに蓄えられた真っ白なもみあげを鬼のように振り乱し、男は芋虫のように身をよじっていた。
その動きに合わせて、伊勢丹の紙袋がやぶれる。気づいていないのか、男の視界の外で、伊勢丹の紙袋は更に破けて行く。
そして、それはあらわになった。まるで死んだように静かになった周囲に、男は恐る恐る自分のそれに目を向ける。
それはチンポだった。
局部から生えたチンポらしき肉塊が、呑み込まれた片足の位置でヒクついているのだ。ふと、真っ赤な膨らみが大きく跳ね上がり、先から透明なカウパーが噴き出す。
途端、悲鳴があがる。男も女も、老人も叫び声をあげる。我先にと逃げ出す大人たちの足に、わけも分からず泣き喚く子供が呑み込まれて消えていく。