1 名前が出りゅ!出りゅよ! 2015/08/30(日) 01:51:53 ID:mWNXE5Dw
ベッドの下には小人がいる。間違いがない。
連中は当職が寝ている間に秘密裏に当職の部屋を荒らし回っているのだ。
「そうなんですか唐澤さん。」
そうなのだ山岡くん。
奴らは寝ている間に当職の血を抜いたりする悪い奴らなのだ。
見たまえ、当職の腕を。
「なるほど。確かに少し腫れてますね。」
そうだろう、そうだろう。そうなのだ。だから奴らを殺さなければいけない。
君も知恵を貸してくれ。
ちなみに当職は画鋲が良いと思っているのだ。
奴ら程の大きさであれば画鋲で致命傷に違いない。
「唐澤さんは頭が良いですね。画鋲はどれぐらい必要なんですか?また、どこに仕掛けるのです?」
そこなんだ問題は。奴ら、なかなかに賢しい。餌の場所を変えてもすぐ見つけるような連中だ。
だからね山岡くん。
当職は画鋲敷き詰められた箱を作ろうと思う。
小人がそこに落ちるように紙で蓋をするのだ。ね、ね。間違いないだろう。
「名案ですね。小人を仕留められるのを僕も祈ってますよ。」
そうと決まれば当職は画鋲を買いに行く。
さすれば、山岡くん分かっているね?
「はい、お疲れ様でした。」