6 名前が出りゅ!出りゅよ! (sage) 2015/10/25(日) 22:40:47 ID:XYGsQMt2
こんな事が、俺がそんな変態性癖を持っていたなどという事があるだろうか?
しかし現に今、自分の股間は痛いぐらいに勃起しているのである。
こんな状態で荒らしもクソもあったものじゃない。
自らがマゾヒストのホモであることを否定するために、エロ画像を探し、
それで一発抜いて落ち着こう。
そうすれば、一旦気持ちをリセットし、このガキどもをまた一喜一憂させ、掲示板を混乱させることに興じられる。
いきり立った男根を萎えさせまいと、片手にしごきながらフォルダを漁っていると、
少し前に某スレで保存した「NONSTOP!衣笠さん」というエロ同人に目が止まった。
これは主人公が女装をさせられ、終始女性側が主導で快感を与えられ続けるという内容で、
この漫画選択することは、先ほどの淫靡な想像に引っ張られるようで、些か問題が有るようには思った。
しかし、今はおかずを探している段階であり、少しでも頭のなかで関連を持てたほうが抜けることは明らか。
それに、あの妄想と違い、自分が男に犯されるわけではなく、女に気持よくさせられる内容なのだ。
これは十分にノーマルではないか。
そう自分に言い訳をし、これ以上探しまわると萎えるかもしれない事も鑑みて、これを見ながらペニスを扱く。
漫画の中で衣笠は、主人公のペニスを脚でしごき、人前で射精させている。
ぶとその瞬間、先ほどの書き込みが自分の中で、画面の主人公と重なってしまう。
「法ガイジ君が情けなく射精する姿が見たい」
とたんに絶頂感が下半身を襲い、熱いものがこみ上げてくるのがわかった。
「――――――っ!!」
射精した。
それも、これまでにないような、熱い……すごい量の射精を。
「俺が、こんな事……あるはず……」
手のひらに落ちた精液の感覚、そしてエロ漫画の女装した主人公と
自らに向けた書き込みを重ねた、その瞬間のあの感覚。
それらは、間違いなく”未知”のものだった。
もう戻れない。
しかし、知識に貪欲であるのと同じように、こうして自らの欲求に大しても貪欲であって良いのかもしれない。
俺は自らの作り上げた”全知”という虚像に向かって、確実に一歩を踏み出したのだった。