うつくしい (12)

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3 3/5 (sage) 2016/02/08(月) 12:14:11 ID:SdknXhKo

 四つ足で歩くYを従え、Kは近所の小学校へと乗り込もう、と考える。
 校庭を駆けまわる小学生たち、齢2桁にも満たない女生徒たち、その穢れを知らぬ笑み、悪意のない表情。

 しからばそれを当職が蹂躙すれば、彼女たちはいったいどのような苦悶の表情を浮かべるのであろうか?

 Kの陰茎はその空想によってむくむくと持ちあがり、白きスラックスに小山のようにテントを生み出す。
 Yがその白きテントの周囲をくるくるとなぞる。けして中心の屹立、陰茎には触れぬよう細心の注意をはらい、しかしKに快感を与えるような感触。

 ――この感触、うつくしい!

 Kはもう思わずスキップせざるにはいられない。四つん這いのYがひょこひょことそのあとをついてゆく。

 目的の小学校グラウンドにつくとKは辺りを見回す。
 ちょうど昼休みであったようだ、校庭を駆けまわる少女、少女、少女! 少年、少年、少年!
 その元気のよさを見たまえ、はつらつとした生気に満ちた肉体の動きを観察したまえ!
 
 ――うつくしい!

 KとYは思わず叫ばずにはいられない。
 事務所に来る陰気もしくは陰茎な顔をした連中と比べてみれば瞭然、彼らのその健全で豊かで華麗なさまをみよ!
 Kはスキップしつつ鉄棒のそばにいる青髪の少女へと近づく。
 ――何年生なの? 3年生? へえ、意外とおっぱいあるんだね。
 無邪気な瞳でこちらを見る少女に話しかけつつ、その感触を楽しもうと手を伸ばしたKは、ふと思いとどまってその手を止める。
 
 ――どうしたんですKさん、早く彼女の感触を楽しまないと国営セコムがきちゃいますよ。

 真面目な顔をしたKに、全裸犬耳首輪尻尾男Yが不思議そうにたずねる。

 ――いやしかしだね、少々考えてみたまえYくん。
    当職が今それに触れてみればだ、彼女の穢れなきうつくしさというものは、たちどころにして雲散霧消してしまうのではないかね。

 Kは思案にふける表情で語りだす。