唐澤貴洋の一日 (16)

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2 2016/04/15(金) 20:45:38 ID:5V/9aoNc

パチパチ・・・

11:00 起床
11:14 脱糞
ーーーー
目が覚めた。はっきりとした感覚はない。だが、朦朧とした意識の中で見上げた天井は慣れ親しんだものではなかった。
「・・・・・・」

「・・・?」
少ししてから脳が目覚める。
天井は知らないままだ。
起き上がるとまたもや見知らぬ光景が寝起きを直撃する。
ここはどこで、俺はなにをしているんだろう?どうしてここへ来て、寝ていたのだろうか??

「当職はもう帰るナリよ。」
昨日俺は山岡にそう言い残し先に家路についた。いつもと同じ、日常の一風景。いつもの角を曲がった先には・・・

なぜここで寝ているのか、最も近い記憶を探ってみるが見当もつかない。ここに来た過程が記憶になかった。

俺は薄い水色の、病衣のようなガウンを着ていた。サイズはちょうどいいくらいで、半袖だ。
ここは病院だろうかと一瞬思ったが、病院の雰囲気ではなかったし、部屋には今乗っているベッドとタンス、ドアノブ式のドアがあるだけで、五畳半ほどのスペースしかない。
とりあえず何かしらの手掛かりがないか、タンスを探る。中には鍵が一つ置いてあるだけで、他には全く無い。とりあえずドアから外へ出ることにする。

ドアノブに鍵穴がついているのが見える。恐らくこの鍵で開くだろう。
キィ~という新品の音を立てながら開く。

上から見ればTの字になるような空間に出会う。左側には便器が、右にはドアがある。
俺はちょうど便意を催していたので便器に座り排便を行った。

排便を済ませてからドアに向かう。ドアはタンスにあった鍵で開いた。