4 名前が出りゅ!出りゅよ! 2016/08/11(木) 21:32:53 ID:4El3D8uc
そこまで言うなら、と結局もらってきてしまった。
現在唐澤は自分の部屋にいる。
そして彼はもらった人形に、罵声を浴びせる。これで誹謗中傷はなくなるだろうか。
翌日、開いたばかりの店にいたのは二人だけ。
不満げな唐澤と、真顔の青年である。
「あなたの人形は効果がなかったじゃあありませんか。」
「そんなはずはないのですが…誹謗中傷している掲示板というものを見せていただけますか?」
唐澤は用意したパソコンを見せる。青年はしばらく見ていたが、おもむろに口を開いた。
「人形にはどんな罵声を浴びせましたか?なるべく全てを思い出していただけるとありがたいのですが…」
唐澤はため息をついた。嫌な顔をしながら、自身を誹謗中傷していく。「無能」「脱糞」「掘られた」etc…
青年はパソコンを無言で打ち込んでいくが、しばらくしてニヤリと笑った。
「確かに効果はあったみたいですよ。ご覧ください。あなたの言った言葉を避けるように誹謗中傷がなされている。」