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587 名前が出りゅ!出りゅよ! (sage) 2021/05/20(木) 11:47:04.28 ID:Fni8KpMk0

「古畑さん、飲み物です!」
「ああありがとう。ってなんだいこれは。冷たいものを頼んだろ、これはあったかいおしるこじゃないか」
「近くの自販機それしかなかったんです!ほら、僕も自分の分おしるこです!こんな季節におしるこなんて飲みたくないですよ」
そういって今泉は自分の分のおしるこを見せる。
「冷たい飲み物が全部売り切れなんてそんなことないだろ」
「ほんとなんですってばぁ」
「はあもう君っていう人間は」
「あとお釣りなんですけど全部十円玉で、それに・・・」
「全部十円玉?まったく君は!そんな大量の十円玉持っていたくないから君が持っていなさい。あとで百円玉にして返しなさい」
「そ、そんなぁ」
今泉はじゃらじゃらとポケットから音をたてながら不満を表明する。
「ああ、これはお見苦しいところをお見せしました」
古畑はボギー1に謝るが、悪いとは思ってなさそうだ。
「その人本当に無能ナリね。それにしてもいつ帰れるナリか?もう限界ナリよ」
「あとしばらくお待ち下さい。今泉くん、死体の周り調べるよ。
死体は見たくないからもう持っていきなさい」
「は、はい!わかりました!」

古畑と今泉の現場検証が始まる。
「この机に突っ伏して死んでいたわけだね」
「はい、なにか頭部を鈍器のようなもので殴られて即死だったみたいですよ
古畑さんはちゃんと見てないと思いますけど、の、脳みそが飛び散ってて」
「やめてくれよ、聞きたくないよ」
「なんというか血と合わさっておしるこみたいでした」
「本当に君は素晴らしいね、ただでさえ飲みたくないおしるこ、飲めなくなったじゃないか」
「あ、ありがとうございます!」
「褒めてなんかないよ」
古畑は呆れた様子だ。
「ん?机の上の血の跡、なにか変だとは思わないか?」
「そ、そうですかね?普通の血に見えますが」
「君は何を見てるんだい。血の跡が、まるでなにかもともと本でもあったような形になってるだろ?」
「そうですね、もともと何があったかゴミ箱でも探しますか」
そういって今泉は部屋のゴミ箱をあさり始める。
「そんなところにあるわけないだろ。そのままゴミ箱に捨てるなんて犯人がよほど無能でない限りあるわけ」
「見つかりました!」
「・・・そうかい。で、それは・・・古い新聞のようだね」
「このページに血と脳みそがたくさんついていますよ!」
「そのページを開いて死んだということだろうけど、何が書いてあるんだい」
「はい、血で読みにくいんですが、河川敷で・・・高校生が・・・放射能反応・・・被害者の名前は・・・」
今泉はその記事の内容を読み上げていく。
「ということは犯人は彼で間違いないだろう。しかし確証がまだ」
その時だった。

あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)

(続く)