811 torexit.orwell2.syndicateguys.com 2022/06/26(日) 02:13:40.58 ID:1MB8h0pv0
数日毎に1作品読み切り小説が投稿される掲示板がある。その名も暴れん坊会計士掲示板(通称デリュケー)。
暴れん坊会計士は言うまでもなくかの炎上弁護士として名高い唐澤貴洋弁護士の父の唐澤洋会計士。
デリュケーではさまざまな感性を持った作者が唐澤貴洋や父洋との官能小説を中心に多種多様な作品を投稿してくれるのである。
しかしそんなデリュケーに2022年に入ってから一つ大きな事件が発生している。
それは唐澤貴洋が物語の主人公ではなく唐澤貴洋の元同僚の山岡裕明が主人公の小説が増えているということである。
山岡裕明は唐澤貴洋から逃げるようにして独立した弁護士であるのだが、設立した八雲法律事務所で新規加入者も含め唐澤貴洋と同様の内容のデリュケー作品が投稿されているようである。
唐澤貴洋と父洋が長年築き上げてきたデリュケーがいつの間にかヒステリック乳首が主人公の乳首ケーと化してしまうのではないか。
その現状に腹を立てながら今日もデリュケーを眺めているのが紛うことなき唐澤貴洋なのである。
新作が投稿されると仕事をそっちのけで即座にデリュケーを見にやって来る唐澤貴洋。
「今日も山岡君か・・・。当職が主人公の小説はいつ書かれるナリか」
と元気をなくす唐澤貴洋。
落ち込む息子を放っておけない父洋は唐澤貴洋と2人で緊急会議を開いた。議題はただ一つ
「どうすればもっと唐澤貴洋が題材のデリュケー小説を書いてもらえるのか」。
なかなか良い案が浮かばない2人であったが、父洋は「実際に過去に小説化されたものを実践しけいすけに動画化してもらうのはどうか」と尋ねた。
しかし顔を横に振るのは唐澤貴洋。というのもトラブルがあってけいすけとは絶縁状態にあるのだそう。
現在の同僚原田學植弁護士はデリュケーには否定的であるため協力者がいない以上は動画撮影が不可能なのである。
唐澤貴洋は「片方がプレイし片方が動画撮影できるものでかつインパクトの大きいプレイが必要」だと改めて強調した。
会議は難航した。その間にもヒステリック乳首が主人公の小説は書かれてしまう。焦る唐澤貴洋。
遂に唐澤貴洋は「外部から協力者を連れてくること」を閃いたのである。さすがは慶應卒の頭脳をもつ弁護士と言えよう。
協力者を募るのは簡単だ。自身のツイッターで呼びかければいいだけである。
「抽選1名様で事務所に招待します」
とツイッターに書き込んだ。
抽選とは書いたものの、狙いは一人しかいない。
「まつたけ寒天固め」
「当職は君をいつも欠かさずロックオンしているナリ」
予想通りまつたけ寒天固めはツイートするや否や即座に志願したのを確認した唐澤貴洋。
笑顔を浮かべ自身の下半身が膨らむのを確認した。
「しいちゃん・・・。グフフフフフフ・・・」
今日も彼の息子は元気である。