838 名前が出りゅ!出りゅよ! 2022/07/19(火) 01:29:57.88 ID:SCRUc9eUI
決算のために会計士の先生方の対応をしていた折、同僚が俺に耳打ちしてきた
「あそこにいるでっぷりした腹の白モミでアヒル口のおっさんいるだろ?
俺あの人から種をもらったんだ、重役共が手揉みしながら媚びへつらってるけどあの人そんな大物だったんだな」
そんな馬鹿な、いや、そもそもお前も同じような腹が突き出て短足の似たような体型だろうが
自分と同じような体型って言えよ。頭の中でツッコミをしつつ同僚に対して
もし本当に種をもらった人であろうとなかろうと
お歴々の前でいらぬ話をするな、と釘を刺しておいた。
同僚は不貞腐れていたが素直に従った。
その日の定時後、俺も少し気になったので同僚と一緒に植木鉢をを見に行った。
するとトゲトゲした黒い髪の毛のようなものが土から生えていた。
なんだろうか、パイナップルを連想したがそんなものではないのは明らかだ。
私はそこはかとなく不安を抱いたので同僚に引っこ抜いて捨てろ
と言ったのだが聞きやしない、そしてこの不安は最悪な形で実現してしまった。
監査が終わりようやく仕事も一段落ついたので飲みにでも行こうかと思っていたのだが
生憎同僚は席を外していた、仕方がないので1人で繰り出すかと
帰り支度をしていたのだが、布団あの植木鉢が脳裏によぎったので見に行くことにした。
今思えば俺はアレに呼ばれていたのかも知れない。