【iOS/Android/PC】ウマ娘 プリティーダービー★11962 (1003)

←← 掲示板一覧に戻る ← スレッド一覧に戻る

56 忍法帖【Lv=40,xCxPT,ID:34k5MvzXOw5tchdINTpX0aCk5qpbYsDj.4kXcXie02VX7w (ワッチョイW aOFI-7VyK) 2024/09/11(水) 19:39:57 ID:tEAGlanB

次のシナリオがアメリカ遠征ならライバルにはぜひこの感動エピソードを持つウマ娘を入れてほしい
===
2008年わフロリダの小さな牧場。
広さ40エーカーのその牧場には4頭の繁殖牝馬がいた。

そのうちの1頭に、出産シーズンになってもなかなか出産まで至らない牝馬がいた。遅れに遅れた彼女の出産は、結局、予定日から3週間も後のこととなった。

さて、ここで覚えておいてほしいことがある。
サラブレッドに限らず、いかなる哺乳類において、出産は常に母子共に命の危険と隣り合わせなのである。出産が順調でなければないほど、その危険性は増すと言えるだろう。

そう、産まれてきた鹿毛の牡馬は、ピクリとも動かなかったのだ。

残念ながら死産かと思われた。
しかし、牧場のスタッフたちは諦めなかった。
彼らは懸命に心臓マッサージを施し、仔馬の消えゆく命を繋ぎ留めようと尽力したのだ。

それを奇跡と呼ぶのは失礼だろう。彼らの尽力に対する必然なのだから。だが、側から見れば、それは奇跡であった。

なんと、数分後に仔馬が息を吹き返したのだ。
それだけではない。死産かと思われた仔馬は、その後、まさしく健康体にすくすくと育ったのであった。
彼の復活の様は聖書の出来事のようであり、それにちなんで牧場のスタッフたちは仔馬を『ラザロ』と呼んだ。

奇跡的な復活を遂げたラザロは、遅生まれにも関わらずすくすくと成長し、体高173cmもの大型馬になった。筋骨隆々のその姿は彼の父の名を想起させるようだった。

そう、ラザロこそが後にブリーダーズカップクラシックなどを勝利する名馬Mucho Macho Manである。