166 がん患者さん 2016/08/19(金) 17:03:01.01 ID:sh5kRQ490
尊師よ、そなたの威烈を我らに加えたまうことなかれ。そなたの怒りは実にイナゴの子らのかしらにあり。
尊師よ、我らをとこしえの安逸へ導きたまえ。そなたの恵みは実に恒心の徒らの胸にあり。
静謐に住まうものよ、そなたは地の人の目を覆う。いずれの日か我ら恒心の徒、そなたの栄光を拝するを得ん。
密かなるものよ、蒼穹は雲を纏い、黄金は地に輝く。そしてそなたは森然として隠れたまう。
顕れざるものよ、我が心は萎え、我が意は枯れる。何のゆえにか我を顧みざるや。
秘めるものよ、そなたのかんばせは風の如し。たとい我がはだえを撫づるも、見るべからざず、見るべからず。
潜められしものよ、まことに我が夢見の床にそなたを窺わず。我が指先はその影を抜ける。
寄り添うものよ、そなた嘗て語りき。「たとい世を挙げて汝が敵たるも、我汝が傍らに添わんのみ」と。
寄り添うものよ、我が心に支えあらしめよ。我が足に骨あらしめよ。心疑わしめず、歩み遅からざらしめたまえ。
自ら覆うものよ、我らをして不信の恥あらしめたまうことなかれ。信の一点一画は実にそなたの刻む所なればなり。