232 がん患者さん 2016/08/09(火) 12:09:30.05 ID:/SnL8hww0
麻原彰晃です。
今日は、君達の五妙欲に対するとらわれ、それに対する瞑想と、そして性欲を打ち砕く不浄の瞑想、それからの離脱、これを行いたいと思います。
五妙欲とは何かというと、まず、目が外界の見る対象に対して、「好む」と言う感情を持ち、それからそれを楽しみ、喜び、愛著すると。そしてもう一度また、見たいと欲求すると。
同じように、耳が外界の音に対して、「好む」という感情を持ち、そして楽しみ、喜び、愛著し、もう一度その音や音楽を聞きたいと考える。
匂いについても同じで、嗅覚が外界の匂いに対して、まず「好む」という心の働きを持ち、そして、楽しみ、喜ぶと。そして愛著し、また、新たにその匂いを嗅ぎたいと欲求すると。
味覚についても同じで、まず外界の食に対して、「好む」という心の働きが生じ、それを楽しみ、喜び、愛著し、また新たにその同じ物を味わいたいと感じる。
触覚についても同じで、この身体の触覚が何かの事物に触れられりしたときの、「好む」心の働きが生じ、そして、それを楽しみ、喜び、愛著し、また新たに触れたい、あるいは触れられたいという心の働きが生じると。
そしてそれを繰り返し繰り返し行っているうちに、その感覚、即、我であると。つまり完全に染まった形になると。これはちょうど、水の中に絵の具を溶かしたときと同じであって、どれが絵の具で、
どれが水なのかわからないという状態になると。
ではこれに対しては、まず何をなさなければならないのかというと、好むという感情、楽しむという心の働き、喜ぶという心の働き、あるいは愛著という心の働き、あるいはもう一度何々したいという欲求、これを私は滅する。
それを滅することによって、絵の具と水を、ちょうど蒸発させることによって絵の具だけになるように、分離することができる。
私は、好む、楽しむ、喜ぶ、愛著する、そして欲求をするという、このプロセスを滅する。私は、好む、楽しむ、喜ぶ、愛著する、欲求するというプロセスを滅する。
そして最も五妙欲の最たるもの、それは異性である。異性の美しさ、目で見る美しさ。あるいは声の綺麗さ可愛さ。あるいは異性のつけている香水の匂い。あるいはキスやセックスや、あるいはお互いが抱き合ったときの感触。こういうものに縛られている。