142 がん患者さん 2016/08/28(日) 14:48:11.66 ID:8To3jJz80
 「常人の思考ならそうかもしれません。 しかし、思い出してみてください。 小学校時代、いませんでしたか。 他人に構ってもらいたいが為に他人にちょっかいを出す人間を」 
 裁判長が手を打って、なるほど、と声を漏らす。 
  
 「彼が他人を傷付けたのはそれ自体が目的ではありません。 それで恨みを買い、結果としての破滅、それこそが、真の目的だったのです」 
  
 「違う、俺は、俺は」 
 小関直哉が涙をポロポロと流しながら必死に呻く。 
 「小関くん、違うならそのビンビンにおっ立ったチンポは何なのですか。 裁判が始まり、検察官が君を責め始めてからというもの、君はその豆陰茎をムクムクと増大させ、必死に被告人席の下で亀頭を刺激しようとしていたではありませんか。 当職は見逃しませんでしたよ」 
  
 なるほど小関直哉はハーフパンツのポケットに手を突っ込み、周りに露見しないように布越しでペニスを刺激していた。 そして、彼の肉棒は、傍聴席からでも、布越しでも分かるくらいに怒張していた。 
  
 「いや違う、違うんです、これはおしっこが溜まってて」 
 なおも訳の分からぬ言い訳をしながら否認する小関直哉を見て、唐澤貴洋が一喝する。 
  
 「……小関くん。 いい加減に認めなさい。 あなたは……あなたは……"マゾ"なのですっ!!!!」 
 「アイゴオ゛ォオ゛オォ゛オオ゛ォオォオォッオ゛オッオ゛ォ」 
 叫びながら小関直哉が泣き崩れる。  
 その小さな陰茎は痛いくらいに勃起し、漏れ出たカウパー液は黒いハーフパンツをおもらしでもしたかのようにぐっしょり濡らしていた。  
  
 法廷は、静まり返った。