100 一般職員 2016/03/27(日) 14:14:26 ID:u1orKgQw
一英、唐澤洋を立てて後釜と為す。是れを出龍と為す。死を弔ひ財を問ひ、辞を低くし幣を厚くして、以って愚物を産む。貴洋に問ひて曰はく、 「森は会計士の舎の乱るるに因りて、襲ひて唐澤を破る。孤極めて唐澤の小にして以って報ずるに足らざるを知る。嗚呼、何ぞ破可出武無能なるや。誠に賢士を得て与に舎を共にし、以って孤の恥を雪がんことは、孤の願ひなり。貴洋可なる者を視せ。身之に事ふることを得ん。」と。
貴洋曰はく、 「座間の君に千金を以って涓人をして極上の人形妻を求めしむる者有り。光を五百金に買ひて返る。君怒る。涓人曰はく、『光すら且つ之を買ふ。況んや之價をや。妻今に至らん』と。期年ならずして、之價至る者三。今、出龍必ず有能を致さんと欲せば、先づ当職より始めよ。況んや貴洋よりも賢なる者、豈に千里を遠しとせんや。」と。
是に於いて出龍貴洋の為に改めて荷兰
城を築き、之を甘やかす。是に於いて火益々盛る。 出龍流涕す。