2 野に咲く名無し@転載禁止 (主) 2023/11/28 (火) 00:02:34.949 ID:TTojquPW
暑い夏のさかり、職員室で担当の先生に声をかけてから自分のクラスに入った。
みんなが楽しそうに遊ぶ声が遠くから静かな教室に侵入してくる。
なんで、ぷゆゆの、ために、こんなこと。
頭の中がぐるぐるして持ってきた餌のふくろを握りしめてしまう。
水槽に近づくにつれ、何かおかしいことにきづいた。
ぷゆゆのか細い鳴き声が連続して聞こえる。
同じ色で、おなじ形で、でも鼻の長い何かがぷゆゆに重なってうごいてる。
―――野生のゆめちゃんだ!
道端のうんち、ゴミ捨て場のうんち、土手のうんち、いぬのうんち。街のゆめちゃんはどこでも群れている。手を噛むこともあり、男子は度胸試しに持て囃すけど女子からはまったく人気がない。私も道端にいたら傘の先でいつも蹴散す。それがゆめちゃん。
ゆめちゃんはぷゆゆをいじめる。
たぶん暇な男子が拾って水槽にいれたんだ。
私は駆け寄ろうとして、そこでぷゆゆがいつもと違うことに気づいた。