7 野に咲く名無し@転載禁止 (主) 2023/11/30 (木) 12:25:24.313 ID:EysMUz8R
ワイちゃんは彼女に結婚しようだなんて迫れる勇気もないし男らしくリードしてあげることもできないからなんだか彼女に申し訳なくなって、それで思わず失言のようにイブとクリスマスは2人で過ごしたいという願望が口からまろび出ちゃうんだ。
そしたら彼女はちょっと驚いたような顔をして、それから詫びるような表情で「イブはOKだけどクリスマスは家族と過ごすんだ」とワイちゃんの左で見上げるように言うんだ。ワイちゃんはそのことが嬉しくって彼女の手をまた強く握りしめて、未だ慣れることないぎこちない動きで指を絡めると、彼女は何も言わずワイちゃんの指を受け入れてくれるんだ。
彼女の手は凍えるような空気に晒されてもカイロのような熱い体温を帯びていて、指と指とを絡めるとそのぬくもりが一層ワイちゃんの手のひらに伝わってくる。それがどうしようもなく幸せに感じてワイちゃんは体の芯がウズウズするような感覚に襲われるんだ。
それで彼女の顔が見たくなって隣を見るとやっぱり彼女は覗き込むようにワイちゃんの双眸を捉えていて、ふと彼女の髪がだいぶ伸びたことに気がついたから「髪が伸びたね」と伝えると、彼女は少し恥じらいを見せるようにはにかみながら「前の方が良かった?」と尋ねてくる。
ワイちゃんは「長いのも大人っぽくて似合ってるよ」と反射的に答えるんだけど、すぐにキザだったかなと恥ずかしくなっちゃって「長い方が防寒にもなるからね」と付け加えると、彼女は小馬鹿にするような表情で「ジジくさい理由」だなんて罵るんだけど、やっぱりその声はどこか浮ついていてほしいから彼女が欲しいんだ😳