7 野に咲く名無し@転載禁止 2024/05/12 (日) 00:40:28.587 ID:U4531oy40主
>>6
ちょっとだけよ…😳
「ぷゆ?」
その日、農園主様はなんだか疲れた顔してるような気がしたぷゆ。
でも、またすぐにいつもの微笑に変わったからきっと見間違いぷゆね。
「じゃがいもが、1、2、3…」
周りの皆と協力者しながらじゃがいもを掘っていく、黄色い手達が引っ切り無しに右往左往する見慣れた光景。
「あれ、またゆめちゃんが飛んでるなぁ」
誰かが呟くと、ぷゆも釣られて空を見上げた。あの長いお鼻をクルクル回転させながらゆめちゃんが春風に乗って飛び上がっていた。
最近、なぜかゆめちゃんが空を舞う姿を目撃されることが多いのだ。
「どうしてゆめめ飛んでるぷゆ?」
「ぷー?」
「ぷゆ!」
「うんち!」
「そうだ!きっと食べるうんち探してるぷゆ!」
「でも、雨の日も風の日も飛んでるぷゆ」
ぷゆらが好き勝手言う間も、空の向こう側へ駆けるゆめちゃんの姿はだんだん小さくなっていった。
いつの間にか、グラサンが近づいてくる。作業の手を止めてぼーと空を見ているぷゆらを、きっと叱るつもりだ。
慌てて芋掘りに戻るけど、ぷゆはそれでもゆめちゃんと、そのゆめちゃんをずーっと見上げ続ける農園主様が気になって仕方なかった。