怖い話のラスト「次はあなたの番ですよん」 (6)

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2 野に咲く名無し@転載禁止 2024/06/10 (月) 19:45:03.333 ID:RV4Z1W3hw

 部屋には野獣先輩が拘束されていた。
 ときおり思い出すように揺れる下半身。
 上半身はこぼれ出る呪詛を封じ込めるように何重にも覆いがしてあった。
 しかしそれでも従業員は長くて一か月。短ければ数日で発狂し、壁に頭をぶつける程度ならば優しいくらいで、後は野獣先輩の供物になっていた。
 若者、あるいは感受性豊かであるほどそれは短くなる。
 声は上からだけでなく、下からもにじみ出るからである。
 野獣先輩のマンコは常に愛液を湛え、百合の根のような細かく分かたれた小陰唇はにちゃにちゃ、ぐちゃぐちゃと音を奏で。
 それは左右上下、はたまた表層部と奥深くが会話しているようだった。
 今日も従業員が二人ほど沈んでいった。
 目撃したものの資料によるとふらりと揺れた犠牲者はすぐに正気に戻り、けれど足元の愛液に足を滑らせしまった。
 しかし幸運にも、そう、幸運にも彼は野獣先輩のマンコに指をひっかけるようにして推し留まることができていた。
 そう、彼は運よくひっかけた指が溶けるまでの間に体勢を整えることができたのだ。
 指が溶け落ち、けれどたたらを踏んでこらえることができた。
 問題は次だった。
 彼は一息ついてしまった。
 ああ、よかったと目の前の災害から目をそらしたのだ。
 瞬間、どろりと液状化した指が愛液ごと飲み込まれ。
 ぷく、と女陰が溶けた肉にげっぷをするように泡ぶくを膨らませたのだ。
 ふくらみは精液のように白く、そしてまばらだった。
 光を反射したそれはあるいは虹であり、あるいは潮目のように。
 彼はそれをまともに見、泡が弾けるのと同時に。
 彼の上半身も弾けていた。
 どろり。
 雪だるまにお湯をかけたようなありさまだった。
 肉が床に落ちる音でなく、ただぴちゃぴちゃと雨だれのように。
 下半身も同様、ニンジンや木の枝のような残滓も残らずただ滴と溶けて。
 ずるりと。
 野獣先輩のマンコに飲み込まれていった。