55 野に咲く名無し@転載禁止 2025/05/22 (木) 20:49:48.927 ID:5L5A561p2主
Detroit Free Press (スポーツ欄)
コラム:
「我らがタイガースは泣いている。ぽぽと一緒に」
文:マイク・グレイヴス(スポーツ記者歴30年)
> Comerica Parkに響く声は、歓声でも悲鳴でもない。泣き声だ。
いや、正確には「ぽぽの泣き真似」だ。まるで球場全体が、謎の新興宗教に取り憑かれたかのようだ。
その教祖こそ、我らが“泣き虫ランチャー”――ぽぽだ。
タイガースがこの日本発・ソロホームラン生命体を獲得した時、我々は「未知の力」に胸を高鳴らせた。
確かに、力はある。スタンド中段にぶち込む一撃は、誰もが息を呑む。
だが、それ以外は?
・得点圏ではバットが地蔵のように固まる
・四球で出塁するやいなや盗塁死(通算9盗塁成功、41死)
・球場の守備練習でなぜか逆方向に走り出す
彼の打席で場内ビジョンに映るたび、観客は泣き顔の絵文字を掲げる。
昨日の試合では、7歳の少年が「ぽぽみたいにならない」と誓った。私もそう願う。
ついに今日、外野スタンドからは統制されたブーイングが起きた。
「ぽ・ぽ・う・つ・な(ぽぽ打つな)」のコールが波のように押し寄せる。
彼が涙目で見つめ返す様子に、私はほんの少しだけ、罪悪感を覚えた。
だがその1球後、ぽぽは1アウト満塁からゲッツーを打ち、ベンチでおもむろに泣き始めた。
チームは沈黙した。観客も黙った。そして次の回、全員帰った。
もはや誰も、ぽぽに何も言わない。
ただ、「泣く前に打て」と願うだけだ。