202 一般名無し質問者 2022/11/11(金) 12:48:00 ID:caRGqaxm0
>>198
ロボトミー手術は「精神病に対する前額部大脳神経切断の治癒的価値の発見」という理由で受賞が決定しましたが、当時(1949年)は受賞価値のある治療法と見なされました
現在から見ると汚点でしかないとは言え、当時は画期的だったから受賞したとしか言うことはできません
あと、この時代は精神病への治療法に向精神薬の服用が行われておらず、後になって副作用が多数報告された反面6割と高い水準での治療効果が報告されていたそうなのでこれも当時基準からすれば画期的だったと推測されます
もう一つ言うなら前頭葉の構造解明も殆ど行われておらず、ロボトミー手術により感情消失の副作用が多数報告されたために皮肉にも前頭葉の構造解明が進んだことは現代の精神外科分野の飛躍に少なからず貢献したということになります