カルト宗教学習スレ in バリュケー (286)

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124 二ヒケー元コテ ◆AbDmhTCTZY 2021/10/30(土) 04:01:02.52 ID:JWwXlxgz0

ついでに日本の仏教について当職から一意見でふ
日本の仏教は552年に百済国の聖明王から伝えられたとされており、日本古来の仏教の時点で既に本来の目的から逸れていたかもしれないというのが当職の考え方でふ
というのも日本では仏教が安定した世の中を求めるためのある種の手段として用いられたからでふ
聖徳太子が仏教を積極的に広めたのも中央集権化を進めることであったように思いまふ
聖武天皇の大仏作りだって天然痘の大流行と長屋王の呪いを鎮めるために毘盧舎那仏に救いを求めたからでふので本来の意義とは違うように感じてなりません
平安時代になると最澄と空海による密教の普及で若干本来の意義を獲得したと思いきや・・・(>>123参照)
その後の鎌倉仏教はいずれも末法思想を踏まえた民衆の救済が主となり、今までの鎮護国家論から大きく変化を遂げました
法然の浄土宗、親鸞の浄土真宗は称名念仏や悪人正機説が民衆人気がありました
ちょうど出口のない末法思想の訪れに対抗する手段であり、同時に簡単な手段であることや救済の確実性に富んだ思想であることから本来の仏教とは全く異なる形として民衆に広まっていきました
日蓮宗や時宗も同様に民衆の考えにマッチしたものでありました
一方の臨済宗や曹洞宗は禅宗という形で、ここに来て末法思想の考え方を否定(部分的含む)した本来の意義を取り戻した仏教がようやく日本にもたらされた(武士を中心に流行したのも大きい)と当職は思っておりまふ