275 一般名無し質問者 2022/10/16(日) 13:41:28 ID:/EBHHjKA0
>>276様は>>277の容子を御覧になりながら、この>>278には>>279を助けた事があるのを御思い出しになりました。
そうしてそれだけの善い事をした報には、出来るなら、この男を>>277から救い出してやろうと御考えになりました。
幸い、側を見ますと、>>280のような色をした>>281の葉の上に、>>282の>>279が一匹、美しい銀色の>>283をかけて居ります。
>276様はその>279の>283をそっと御手に御取りになって、
玉のような白>281の間から、遥か下にある>277の底へ、まっすぐにそれを御下なさいました。
芥川龍之介「>279の>283」