47 核撃てば尊師 2013/05/15(水) 15:45:01 ID:T1P8RwUc0
僕のリアクションがご満悦のようで、唐澤貴洋の目尻が緩む。
そして一指し指、中指と順番にキスをしてくる。
「ん、あっ、んくぅ、きょ、からさわたか……ふぁっ!?」
あまりの恥ずかしさに目を瞑るのが拙かった。
今度は指と指の間を這うように舌先でなぞられる。
猫が皿のミルクを舐めるようにチロチロと――!
「や、やめてよ、唐澤貴洋ってば!」
僕の悲鳴に似た叫びでピタリと止まる足の愛撫。
安堵の溜め息と同時に目を開けると、どこか不満そうな瞳で唐澤貴洋は僕を見つめている。
「あー、その、なんていうか、ほら……僕の足って汚いでしょ? 靴下の臭いとかも残ってさ」
「……ワイ君にされた行為をそのままお返ししただけナリよ。そもそも当職達はそれ以上恥ずかしい箇所に触れた後もキスをするナリよ?」
「いや、確かにエッチの時にお互いのを舐めっこした後にキスはするけどさ……。あれは気持ちが昂ぶってたまらなくなるっていう「そもそも、この行為が汚いって言うなら……」
僕の反論を遮るように唐澤貴洋が二の句を告げようとした時、お湯が沸いたことを告げるアラーム音がリビングに響く。
「綺麗に洗い流せばいいナリか?」