1 核撃てば尊師 2013/05/24(金) 17:59:31 ID:yD0FS36.0
彼は今いじめに苦しんでいる。
ネット上の名も知らぬ無数の人間からの嫌がらせを受けているのだ。
いじめとは本来、人対人の関係性でおこなわれるものであり、そのような面と面が向き合う関係性においては加害者側も多少のブレーキがかかるものである。
しかし長谷川君の場合はネット上に存在する加害者対現実世界の長谷川君という構図が成り立っており、加害者からすると長谷川君は直接関わることのない存在であり、言わばバーチャルゲームの敵キャラクターのような存在なのである。
これにより、加害者は人を痛めつけるという実感を持たないままブレーキの効かない状態でいじめを続けることになる。歯止めの効かなくなった加害者はもはや人間ではなく悪魔そのものであり、得体のしれない数の悪魔が長谷川君を攻撃することになる。
また、このバーチャルゲームは加害者にはリスクはほとんどなく誰でも簡単に悪魔になれるのだ。
このような恐ろしい目に長谷川君は今遭っている。
また、加害者は長谷川君に直接関わることがないので、長谷川君の書き込みの数々から独自の長谷川亮太像を作り出すことになる。
その結果加害者達の各々の頭の中には本来とは異なる長谷川亮太像が浮かび上がり、憎悪を増し、より"叩きがいのある敵キャラクター"を誕生させてしまい、いじめるための活力になってしまう。
この問題は普通のいじめ問題よりも厄介であり、解決も困難に思える。
長谷川君は今もそしてこれからも怯えているに違いない。