ああ、浩一も大人になった……私が浩一を大人にさせたんだと思うと、とても満足だった。ひと突きごとに、天に登っていく気分だった。
息子の勢いがすごく激しくなり、アソコがすごく熱くなった。ズンズンと突き上げられるたびに、脳髄に快感が響くのよ。おりものは結合部からあふれてお尻の
当たりまで濡らしていたわ。もしかしたら、気持ち良さのあまり、少しおもらしをしていたのかもしれないわね。
息子は怖いほど無口になって、結合部が立てる音だけが仏壇のある部屋に響いた。主人の遺影が、動物的な行為に耽る私たちを見おろしていた。
息子が急に動きを止めたわ。射精の感覚がはっきりわかった。主人の視線を感じながら、私は、ええと、アクメって言うのかしら?
産まれてはじめてのアクメを味わったのよ。
「イクイクイクゥ!」
私は叫んでいた。空に飛ばされる気分だった。性交がこんなにいいものだなんて思わなかったわ。息子は、しばらくしてから体を離した。