4 ヽ ( (c :; ]ミノ (sage) 2016/12/06(火) 20:06:04 ID:t2uPe9wp0
1 :名前が出りゅ!出りゅよ! :2016/12/06(火) 02:47:02 ID:cqBxBoXU
ある法律事務所に対する誹謗中傷を書き込むために作られた掲示板は複数存在する、その中でも性的な嫌がらせに特化した板がある。暴れん坊会計士掲示板。通称デリュケー。
深夜のオランダヒルズ七階。ITに関する法律問題に特化した事務所に勤めている僕は、プロバイダに対する開示請求のための書類を作成していた。
僕の同僚である唐澤貴洋、愛称からさんは僕の残業に付き合ってくれているのか、隣の席でアイスを食べながらパソコンを熱心に眺めている。彼は一体何を見ているのだろうかと気にしつつ僕は書類を完成させた。今日は早めに帰れるな。僕は小さくアクビをする。
「新作が投下されたから一緒に見るナリ」
いつの間にか、からさんが僕の背後に立っていた。新作?なんのことだ?
唐突に肩をつかまれ心臓が高鳴る。動揺を隠せない僕を横目に、からさんは後ろから手を伸ばしマウスを奪う。彼は喜々とした表情でキーボードを叩き、僕達に対する性的な嫌がらせに溢れている掲示板をパソコンの画面に表示させた。卑猥な文字列がディスプレイ一杯に表示された。
「山岡くん、下級国民共が当職と山岡くんとのホモセックスを妄想して小説にされてるよ。見てごらん。」
耳元で囁かれ、からさんの吐息が耳元にかかる。湿気がこもったそれの臭いは甘ったるく、彼が放った言葉と合わさって僕は思わず吐き気を催す。
��突然後ろから抱きすくめられた。首を掴まれ横に向かされる。その体勢のまま、口を塞がれる。咥内にアイスの混じった唾液を無理矢理流し込まれた。抗議の言葉すら発することができない。
「ひろあき」
名前を呼ばれた。ようやく自由になった口で僕は悪態を放つ。
「唐澤さん、セクシャルハラスメントで訴えますよ。下の名前で呼ぶ、性的な読み物を見せる。同性間でも十分立件できます。 無論先程の行いも。 」
「けど、ひろあきはそれが好きなんだよね。」
「好きなわけないでしょう、最低な気分ですよ」
大きくて太い手が僕の股間を掴んだ。
「それなら何故、ひろあきのここは、なんでおっきくなってるナリ?」