4 野に咲く名無し@転載禁止 2024/08/08 (木) 04:23:05.827 ID:Rz8XeexnS主
まつり「……もうすぐライブだから、機能を無駄に使いたくないんだけど……聴かせたら、一旦帰ってくれる?」
ユリ「うん、帰る帰るー!だから聴かせて!」
キャッキャッと適当なことを言うわたしに彼女はため息をついて、スゥ、と息を吸った。そんな動作、必要ないだろうにね?まるで人間みたいだ。
まつり「ーーー♪」
ユリ「!」
その声は、綺麗だった。
すごく上手な歌、というわけじゃない。誰もが感動するもの、というわけじゃない。
だけど、「彼女」が「観客」を想って歌っている、というのが伝わるような、そんな歌声だった。おかしいよね、わたしたちに、そんな感情なんて本質的にはないはずなのにさ。